御挨拶

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全国での展示会開催の趣旨

暮らしのクラフトゆずりは では全国各地で展示販売会を開催しております。
遠い東北は青森県の十和田湖まで足を運ばなくても、職人の手作りの品の数々をご覧いただけるように、選別したすばらしいクラフトをお持ちいたします。

東北の冬は長くて厳しい。
春の訪れを報道する、テレビなどのマスコミで流す動画は、日本全国のすべてを表しているわけではありません。わたくしどもの青森県十和田湖のゆずりはでは、長い長い冬を耐えているのです。ここから車で数十分で 、日本一の豪雪地帯、酸ヶ湯温泉です。
東北は長い冬のために、雪下ろし以外、外での仕事もできず、生活が閉ざされるため、工芸という内職で幾らかの現金収入を得るしかなかったのです。
そのため、長い歴史の中で、芸術性豊かな手創りの工芸品が東北各地で発展してきたのです。その東北の工芸を全国に広めたく思い、「暮らしのクラフトゆずりは」は、全国から観光に訪れるお客様に、すぐ飽きられる土産物ではなく、素晴らしい東北の本物の工芸、長く使いこまれる工芸の数々をご紹介するために、国立公園十和田湖の休屋の湖畔に開店いたしました。

おかげさまで、わたくしどもゆずりはは、全国にご支持いただくお客様を持つにいたりました。これも長年のお客様のご支援の賜物と感謝申し上げます。
ただ、東北は遠い、青森県はその北の果て、その中でも、十和田湖はさらに交通の便が不便で遠く、冬季は雪に閉ざされて交通機関もありません。私どもの店も11月から翌年の4月までお休みです・・・・・・・・・

でも。雪が深くて十和田湖までお客様が来られないんだったら、こちらから工芸を持って
全国に出かけたらいいじゃないか!
車にスタッフと工芸品を満載して東京で開催した第一回目の展示会。十和田湖の店を訪れたことのあるお客様から大歓迎を受けて・・・・・
東京だけじゃない、大阪にも、名古屋にもお客様が居る。。。。
それからというもの、北は北海道の札幌から南は九州鹿児島まで、全国通津浦々迄展示会で遠征しました。行ってない県は片手でか添えることが出来るくらい。
四国のある県で開催したときには、十和田湖の店にいらした顧客名簿は四名様しかありませんでした。でも、四名様しか顧客がなくても行こうと展示会を決行しました。現地の新聞社に御挨拶したら、呆れられました。東京からの展示会もそんなにないのに、東北の田舎から何でこんな四国の田舎までまで来るの?・・・・・
でも、新聞社は好意的に県内に紹介してくれ、展示会は大成功に終わりました。

わたくしどもは東北の工芸を次の世代に引き継ぎ、継承していってもらうために、全国で展示会を開催しております。工芸の作り手は言ってました「使ってもらうことが最高の仕上げ。使ってもらえなければ次のものを作り続けられない」
わたくしどもの店名「ゆずりは」とは、、新芽が出て古い葉が落ちる木の名前です。
新しい世代が次を引き継ぐという意味で店名といたしました。
少しでも東北の工芸を継承できるように、これからも全国を周ります。

活動

「暮らしのクラフトゆずりは」の2015年の十和田湖事務所の営業は12月28日~1月3日まで休みとなります。

今年もお世話になりました。特に9月にフランス・パリのグランパレでの各国の工芸展示会に参加したのは有意義でした。
日本を代表して東北の工芸を紹介して大盛況のうちに終了しました。
帰国してからも、作家さんを訪ねてわざわざフランスから通訳を連れて、東北までいらっしゃる熱心な外国人もおられまして、東北の伝統工芸も。世界を相手にする時代なのだと感じさせられました。

来年に向けて、ゆずりはの工芸品もまらヨーロッパで紹介されるような企画が進んでおり、来年も楽しみですが、気のなるのがフランスの治安の悪化です。数ヶ月遅ければ、今回の展示会もどうなっていたのやら・・・

来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎え下さい。

店主 田中 陽子 スタッフ一同

佐藤繊維の春向けの作品

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佐藤繊維の春向けのストール。綿100%。

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色も各種そろっています。

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やわらかい素材です。

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涼しい色あいのストール。

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イエローカラーのストール。

 

東日本大震災の復興キャンペーン、東北6県の新たな工芸復興させる取り組みをしております

ゆずりがご紹介する工芸作家のなかには、震災で工場や作品に被害がおよび、二度と工芸が出来ないと、肉体的にも精神的に打ちのめされた作家もおりました。
又、震災後、制作できない状況に追い込まれたり、制作しても売上が激減する状況がしばらく続きました。

ゆずりはでは、震災後被債された作家を慰問し、何とか復興の道を探してきました。
「おらだち どうなるんだべ」。「道具もみんな流された。もう立ち上がれないのでは?」という作家をささやかながら支援してきました。
取り扱っていたスズリの産地、大津波にのまれた宮城県の旧雄勝町の「雄勝硯」を町の人々が、流されて五万個はあったスズリの在庫の、二千個くらいを泥だらけの瓦礫の中から、探して掘り出してくれたそうです。もう商品にはならないと思われたそのすずりを、「わたくしどもがこれを売りましょう」と。洗って修理して、箱に入れて納品してもらいました。
「被災地のスズリを買って支援してください」と訴え全国の展示会で販売しました。
一個一万円。百万円以上の売上金を、そっくりそのまま利益をとらず、スズリの組合に支援しました。
現代の生活では、それほど必要のないスズリですが、支援のお気持ちからか、一人で何個も買ってくださるお客様もいらしゃいました。

岩手県の大槌町の仮設住宅を訪ね。女性たちが、何もしてないと精神的に弱ってしまう、と始めた刺し子も全国各地の展示会で販売。幼稚なカモメの図柄の布巾を、支援の気持ちから買ってくださるお客様ばかりでした。

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