店主がパリ グランパレの展示会に参加

セーヌ河畔からのフランパレの全景

セーヌ河畔からのフランパレの全景

パリ・イビサ 037

彼女はフランス語で通訳をしてくれ、助かりました。

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9月にパリのグランパレの合同展示会に
東北地方の作家3人と同行して参加しました。

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日本代表で東北から参加した工芸作家さんと

日本代表で東北から参加した工芸作家さんと。竹田孝三さんと安藤さん、舞良さん。

グランパレ会場前の動画

展示会の様子の動画

グランパレの展示会の様子Ⅱ

グランパレの展示会の様子Ⅲ

 

 

 

心を繋ぐきもの

震災の数ヶ月後、家も家族も亡くされたお客さまがご来場くださいました。

津波の泥と瓦礫の中にやっと箪笥をみつけたと、、。泥だらけのなか、
上から2段の引き出しがあき、きものを数枚取り出した、、と
話してくれました。

あの日、その方は晴れやかで凛としたお着物姿でした。

そのお召しのきものは津波の後の箪笥からやっとの思いで取り出したもので、
お悉皆屋の手をかけてもらったお母様のお着物だったのです。

「こんな時に不謹慎かと思いましたが、母が喜んでくれるか、、と思って、、、着てきました、、。」

話す言葉は途切れ途切れでした。

そして「町を歩いても母といるようなんです、、」と。
そう言うと、大粒の涙が頬をつたり、泣き崩れてしまわれました。

胸を突き刺されるようなこの悲しみと苦しみをまえに私は言葉を
失いました。涙になるだけでした、、。

亡きお母様の着物が娘を包み、抱きとめているようでした。
そして、その声が私にも聞こえてくるようでした。s-刺し子帯1

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木の器

木の器、スプーンなど、手にとるとなぜか気持ちがなごむような気がするのは私だけだろうか。
写真のはアカマツで作られたシンプルな器。
角という角がなく、ほどよい厚みでまあるいお椀とお鉢を兼ねたもの。
学校給食でも使用されていて、良い加減の気遣いで毎日心置きなく使える。
子育て真っ最中のご家庭でも活躍でき、お母さんの気も楽にお子さんに
本物の良さと気の温もりを感じてもらえる逸品。保育園で、両方の手で抱えて唇をあてている時の子どもさんの笑顔が忘れられない。
情操教育にひと役もふた役もかうことだろう。壊して、壊れてみて初めて
大切にすることを知る、、。どうぞ、その時は必要以上に叱らないで。

「これ、私いただいんですよ~。家では父の食事用に使っていました。
父も喜んで使っていました。」
「じゃ、今も?」
「いいえ、亡くなりました、、。だから仏壇には父が気に入っていた
この木の器であげているんです。」と。

そう、木のものは、家庭や子供だけでなく、お年寄りも、病気療養中の方も、
心を病む人ににも、使っていただけたらとずっと思って来た。
病院や施設で使用出来るように出来ないものだろうか。

私も40代で大きな病を経験した。気づいたら私の病室にはたくさんの木のモノが集まっていたことを思い出す。

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捨てられなくて

前回の譲り受けた着物 の続きとしてそのあとに思いだしたことを書きます。

とある会場でのこと。

「新聞で見て来ました。
家に頂き物で、使いきれないで、かといって下さった方に悪くて処分もできず、置いたままになっている津軽塗があるの。あなたのような方だったら、良さも解って下さるし、使ってくれませんか。持って来ますから」

と声をかけて来た初めてのお客様がいました。
半信半疑で 「もったいないですね。私で良かったら」とある意味軽い気持ちで答えた翌日、本当にそのお客様は津軽塗(唐塗り)のお鉢と合わせ鏡(ななこ塗)
を持って来られたのです。

お鉢はスタッフが、合わせ鏡を使わせていただいています。

そのお客様のほっとした表情が忘れられません。

着ないで、使わないでいるものを、
良さと、その心を知って受け継いで使ってもらえる 人と巡り合わせる
橋渡し役も必要なのかもしれません、、、。

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親から譲り受けた着物

名古屋展の会場でのこと。
70代のお客様にこんなお話を聞きました。
親から譲り受けた着物を着ないし、置く場所ももったいないしと、捨てることを決心してビニール袋に入れてゴミの収集場所へ持っていったそうです。
その袋を置いてこようとした時、なぜか自分の娘の顔が浮かんで、、、と
声をつまらせました。聞けば、ご自分のひとり娘さんは結婚はしていたけれど
3年前、47歳という若さでがんで亡くなってしまったのだそうです。話せば悲しくなるからとおっしゃいながら、そのお話は続きました。結婚のお相手は有名なお医者さまだったそうで、行った先で娘が恥をかかぬよう、困らぬようにと精一杯いい着物を揃えてお嫁に出した。でも、その着物がほんと悲しいことに着られることもなくそのまま親の私のところへ戻ってきてしまったの、、。娘の事を思うと今でも気が狂いそうになる、、、と涙を滲ませました。
そして、同じ親として母の気持ちを思ったらそのビニール袋は置いて来れなかった。しっかり抱いて持って帰ってきました。と話してくれました。

着ることが少なくなった日本の着物。
着物だからこそ、あたたかく心が繋がるお話が紡ぎ出されるのかもしれません。

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菱刺しの帯しめて

草蜻蛉と名付けられた菱刺しの帯をしめています。
その辺にある雑草から染料をとって染めた糸を手織り
の麻地に美しく刺してあります。刺し子を必要とした
かつての女性達の暮らしに思いを馳せると、
なんだか守られているような気持ちになりますし、
勇気を持って一歩前へと思えます。淡い色が並び
組み合わせもしやすくとても大切にしています。

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動画 NHKの刺し子の帯のテレビ撮影

NHK E テレ 趣味Do楽 全国放映で12月2日と30日の21:30より放映です

NHK教育テレビ Eテレ
第一話12月2日 21:30-21:55 趣味Do楽
タイトル さらりとした質感が魅力 「麻」

第二話12月30日 21:30-21:55 趣味Do楽
タイトル 糸と針で暮らしを刻む 「刺し子」

再放送
12月9日「麻」と1月6日 「刺し子」

刺し子では、私、田中陽子が 南部菱刺しの帯(天羽やよい作)の草木染め10色の「草蜻蛉」を 白鷹お召しに締めて出していただきます。

NHK趣味Do楽 にっぽんの布を楽しむ と言うタイトルで 出版されます

E テレ NHK教育テレビでも2話 再放送も入れて四日に渡り放映されますが
後半の放映には、私も刺し子の帯で撮影されました。
本の発売予定は 平成26年11月25日 定価1000円 税別
仕様 はAB版並製 160ページ 4色 紙版の他、電子版もあります。